2022年11月25日
インドネシア中央統計局（BPS）の最新報告によると、同国の2022年第3四半期の実質国内総生産（GDP）成長率は前年同期比+5.72%に達した。高インフレ（9月の消費者物価指数（CPI）は前年同月比+5.95%）下であっても、インドネシア経済は順調に成長している。支出面では商品およびサービスの輸出がコモディティ価格の上昇により、同+21.64%伸びるなど輸出が最大の牽引役だった。家計消費が+5.39%となるなど、政府最終消費支出(-2.88%)を除く全項目で増加を示した。
生産面で業界別に捉えると、運輸業・倉庫業が前年同期比+25.81%と最も高い成長率を示し、GDP成長率に0.9%分寄与した。次いでツーリズム関連でもある宿泊施設・外食サービスが同+17.83%という伸びを示した。医療・健康・社会活動を除く、全ての項目でプラスになった。GDPの約18%（業種別で最大）を占める製造業も同+4.83%伸びた。
（為替レート：USD/IDR = 14,350）
出所：インドネシア中央統計局（BPS）
国際通貨基金（IMF）は、2022年10月の世界経済見通しレポートにおいて、インドネシアの2022年実質GDP成長率を5.3%と予測している。
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